アレクサンダー・ジョンソン (フィギュアスケート選手)
| ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
生誕 |
1990年5月15日(34歳) アメリカ合衆国ミネアポリス | |||||||||
身長 | 177 cm | |||||||||
選手情報 | ||||||||||
代表国 | アメリカ合衆国 | |||||||||
コーチ |
ペイジ・ライプ トム・ディクソン カタリナ・リンデン | |||||||||
所属クラブ | Braemar City of Lakes FSC | |||||||||
ISUパーソナルベストスコア | ||||||||||
|
アレクサンダー・ジョンソン(英語: Alexander Johnson, 1990年5月15日 - )は、アメリカ合衆国出身の男性フィギュアスケート選手。(男子シングル)。2008年JGPチェコスケート優勝。
経歴
[編集]3歳の時に、父親が裏庭にスケートリンクを作ったことでアイスホッケーを始める。5歳の時にフィギュアスケートを始め、9歳の頃にはフィギュアスケートに専念をした。
2004年と2005年の全米ジュニア選手権ではペアとアイスダンスにも出場した。
2007-2008シーズンより、ジュニアグランプリシリーズに参戦。翌、2008-2009シーズンにはJGPチェコスケートで優勝。初のジュニアグランプリファイナルに進出し、6位となった。
2009-2010シーズンより、シニアクラスに移行。フィンランディア杯に出場し10位。全米選手権ではシニアクラスに初参戦し17位。
2012-2013シーズン、全米選手権では過去最高の総合7位となった。FSでは非常に珍しい3回転ルッツ+1回転ループ(ハーフループ)+3回転フリップのコンビネーションを成功させている。3シーズンぶりの国際大会派遣となったチャレンジカップでは1位のブライアン・ジュベールに0.12と迫り、銀メダルを獲得した[1]。
2013-2014シーズン、6月に3回転アクセルに失敗し足首を捻った。3週間の氷上での練習を休み、SPの振付を確認していたところ、足首に違和感を感じMRI検査を受けた。その結果、足首の靭帯と関節の周囲の筋膜の断裂が分かり、チタンのボルトで靭帯を腓骨に止める手術を行った。シーズン中の復帰を目指していたものの、11月2日にシーズン全ての試合を欠場することを発表した。
2016年6月、ミネソタ大学ツインシティー校での学業のために、練習拠点をミネアポリスに移した。新たにペイジ・ライプをコーチに迎え、トム・ディクソンとの師弟関係も継続していく。
主な戦績
[編集]大会/年 | 2005-06 | 2006-07 | 2007-08 | 2008-09 | 2009-10 | 2010-11 | 2011-12 | 2012-13 | 2014-15 | 2015-16 | 2016-17 | 2017-18 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
全米選手権 | 9 N | 2 N | 7 J | 3 J | 17 | 16 | 15 | 7 | 11 | 6 | 6 | |
CSネペラ記念 | 6 | |||||||||||
CSゴールデンスピン | 6 | 9 | ||||||||||
CSオータムクラシック | 8 | 4 | ||||||||||
CSネーベルホルン杯 | 6 | 2 | ||||||||||
チャレンジカップ | 2 | |||||||||||
フィンランディア杯 | 10 | |||||||||||
JGPファイナル | 6 | |||||||||||
JGPジョン・カリー記念 | 3 | |||||||||||
JGPチェコスケート | 1 | |||||||||||
JGPソフィア杯 | 4 | |||||||||||
ガルデナスプリング杯 | 3 J |
詳細
[編集]2017-2018 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2017年12月6日 - 9日 | ISUチャレンジャーシリーズ ゴールデンスピン(ザグレブ) | 3 78.80 |
9 140.08 |
9 218.88 |
2017年9月27日 - 30日 | ISUチャレンジャーシリーズネーベルホルン杯(オーベルストドルフ) | 2 82.55 |
6 143.49 |
2 226.04 |
2016-2017 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2017年1月14日 - 22日 | 全米フィギュアスケート選手権(カンザスシティ) | 9 75.19 |
5 158.20 |
6 233.39 |
2016年9月29日 - 10月2日 | ISUチャレンジャーシリーズ オンドレイネペラメモリアル(ブラチスラヴァ) | 4 71.41 |
6 137.23 |
6 208.64 |
2015-2016 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2016年1月15日 - 24日 | 全米フィギュアスケート選手権(セントポール) | 7 73.69 |
5 168.25 |
6 241.94 |
2015年12月2日 - 5日 | ISUチャレンジャーシリーズ ゴールデンスピン(ザグレブ) | 4 71.95 |
6 140.90 |
6 212.85 |
2015年10月12日 - 15日 | 2015年スケートカナダオータムクラシック(バリー) | 5 63.27 |
4 133.05 |
4 196.32 |
2014-2015 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2015年1月17日 - 25日 | 全米フィギュアスケート選手権(グリーンズボロ) | 12 68.46 |
10 149.81 |
11 218.27 |
2014年10月14日 - 17日 | ISUチャレンジャーシリーズ スケートカナダオータムクラシック(バリー) | 4 66.99 |
8 126.07 |
8 193.06 |
2014年9月24日 - 27日 | ISUチャレンジャーシリーズ ネーベルホルン杯(オーベルストドルフ) | 6 69.20 |
6 122.21 |
6 191.41 |
2012-2013 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2013年2月21日 - 24日 | 2013年チャレンジカップ(ハーグ) | 2 76.53 |
1 152.01 |
2 228.54 |
2013年1月20日 - 27日 | 全米フィギュアスケート選手権(オマハ) | 12 65.20 |
5 159.29 |
7 224.49 |
2011-2012 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2012年1月22日 - 29日 | 全米フィギュアスケート選手権(サンノゼ) | 15 57.73 |
8 141.50 |
15 199.23 |
2010-2011 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2011年1月23日 - 30日 | 全米フィギュアスケート選手権(グリーンズボロ) | 16 57.30 |
17 108.20 |
16 165.50 |
2009-2010 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2010年1月15日 - 17日 | 全米フィギュアスケート選手権(スポケーン) | 22 54.29 |
14 114.00 |
17 168.29 |
2009年10月9日 - 10日 | 2009年フィンランディア杯(ヴァンター) | 11 54.94 |
11 110.09 |
10 165.03 |
2008-2009 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2009年1月18日 - 25日 | 全米フィギュアスケート選手権 ジュニアクラス(クリーブランド) | 7 51.68 |
1 119.40 |
1 171.08 |
2008年12月11日 - 14日 | 2008/2009 ISUジュニアグランプリファイナル(高陽) | 4 64.85 |
6 113.55 |
6 178.40 |
2008年10月15日 - 18日 | ISUジュニアグランプリ ジョン・カリー記念(シェフィールド) | 2 68.07 |
3 119.74 |
3 187.81 |
2008年9月17日 - 21日 | ISUジュニアグランプリ チェコスケート(オストラヴァ) | 1 66.53 |
2 121.05 |
1 187.58 |
2007-2008 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2008年1月20日 - 27日 | 全米フィギュアスケート選手権 ジュニアクラス(セントポール) | 5 59.12 |
9 110.07 |
7 169.19 |
2007年10月4日 - 7日 | ISUジュニアグランプリ ソフィア杯(ソフィア) | 6 52.95 |
4 111.97 |
4 164.92 |
2006-2007 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2007年1月21日 - 28日 | 全米フィギュアスケート選手権 ノービスクラス(スポケーン) | 3 44.62 |
3 91.28 |
2 135.90 |
2007年3月29日 - 30日 | 2007年ガルデナスプリング杯 ジュニアクラス(セルヴァ・ガルデーナ) | 5 46.27 |
3 105.53 |
3 151.80 |
2006-2007 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2006年1月7日 - 15日 | 全米フィギュアスケート選手権 ノービスクラス(セントルイス) | 9 38.48 |
8 78.26 |
9 116.74 |
プログラム使用曲
[編集]シーズン | SP | FS | EX |
---|---|---|---|
2016-2017 | Intro by B-Tribe Bamboleo 曲:ジプシー・キングス 振付:トム・ディクソン |
映画『道』より 作曲:ニーノ・ロータ 振付:トム・ディクソン |
|
2015-2016[2] | Trance Yair Dalal & Al Ol Ensemble 振付:カタリナ・リンデン、クリストファー・ディーン |
The Christ Trilogy In the Act of Creation 作曲:バラージュ・ハヴァシ Parce mihi domine 演奏:ヤン・ガルバレク ボーカル:ヒリヤード・アンサンブル 振付:トム・ディクソン エリナー・リグビー 作曲:ジョン・レノン、ポール・マッカートニー 振付:トム・ディクソン |
Don't 曲:エド・シーラン |
2014-2015[3] | 悲しみの三重奏曲第2番 作曲:セルゲイ・ラフマニノフ 振付:カタリナ・リンデン |
ミュージカル『スウィーニー・トッド』より 作曲:スティーヴン・ソンドハイム 振付:トム・ディクソン |
|
2013-2014[4] | 天国への階段 演奏:ロドリーゴ・イ・ガブリエーラ |
映画『エルム街の悪夢』より 演奏:ディスコファントム Drowning 映画『シングルマン』より 作曲:アベエル・コジェニオウスキ Dinner Waltz 映画『ラスト、コーション』 作曲:アレクサンドル・デスプラ Bernini's Angels 作曲:ケリー・マズィー |
|
2012-2013 | ヘ調の協奏曲 作曲:ジョージ・ガーシュウィン 振付:トム・ディクソン |
エリナー・リグビー 作曲:ジョン・レノン、ポール・マッカートニー 振付:トム・ディクソン |
|
2011-2012 | 私のお父さん 歌劇『ジャンニ・スキッキ』より 作曲:ジャコモ・プッチーニ 演奏:ジョシュア・ベル 振付:トム・ディクソン |
バレエ『ガイーヌ』より 作曲:アラム・ハチャトゥリアン 振付:トム・ディクソン |
|
2010-2011 | キャラバン 作曲:デューク・エリントン 演奏:デイヴ・グルーシン、トミー・ニューサム |
グランタンゴ 忘却 アレグロ・タンガービレ 作曲:アストル・ピアソラ |
|
2009-2010 | テイク・ファイヴ 作曲:デイヴ・ブルーベック |
ピアノ協奏曲第2番第3楽章 作曲:セルゲイ・ラフマニノフ |
|
2008-2009 | ヴァイオリンと管弦楽のためのファンタジア 映画『ラヴェンダーの咲く庭で』サウンドトラックより 作曲:ナイジェル・ヘス 演奏:ジョシュア・ベル |
序奏とロンド・カプリチオーソ 作曲:カミーユ・サン=サーンス タイスの瞑想曲 作曲:ジュール・マスネ |
|
2007-2008 | チェロ協奏曲第1番 作曲:カミーユ・サン=サーンス |
||
2006-2007 | 協奏曲第3番 秋 『四季』より 作曲:アントニオ・ヴィヴァルディ |
||
2005-2006 | 映画『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』サウンドトラックより 作曲:マーク・マザーズボー、エリック・サティ |
脚注
[編集]- ^ The Inside Edge: Fancy coats for Aaron, Flatt
- ^ Skaters gear up for new season at Skate Detroit
- ^ The Inside Edge: Skaters debut new programs
- ^ TSL's Interview with Alex Johnson
参考文献
[編集]- 国際スケート連盟によるアレクサンダー・ジョンソンのバイオグラフィー
- 全米フィギュアスケート協会によるアレクサンダー・ジョンソンのプロフィール
- アレクサンダー・ジョンソンの公式サイト
- アレクサンダー・ジョンソン (@Alex_M_Johnson) - X(旧Twitter)
- アレクサンダー・ジョンソン (@alexmartinj) - Instagram